前田健太、3度目登板で初失点も上々評価 米紙「進歩を感じさせる内容」

ドジャース捕手も好感触、「高めへの直球は効果的になる」

 ドジャースの前田健太投手が15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦でオープン戦3度目の登板に臨み、3回2/3を投げて4安打3奪三振2四球2失点(自責0)でマウンドを降りた。右腕にとってはメジャーで“初失点”となったが、投球内容には上々の評価が下されている。球団公式サイトなどがリポートしている。試合は8-6でホワイトソックスが勝利した。

 3度目の登板は毎回走者を背負う展開となったが、3回まで無失点に抑えた。しかし4回には味方の失策をきっかけにピンチを招くと初の適時打を浴びて失点。60球を超えたところで降板した。その後、2番手のアビランもタイムリーを浴び、前田に2失点がついた。

 この投球について、ドジャースの球団公式サイトは「前田は不安が残るローテーションに安堵をもたらした」との見出しで伝え、「圧倒的な出来ではなかったが、前田は試合を作った」と一定の評価を下している。

 記事によると、女房役を務めたエリスも試合が進むに連れて調子を上げていった投球内容に好感触を得たようで、「いい仕事をしたと思う。彼の投球を受けるのは楽しい、様々なことが彼は出来るからね。高めへの直球は効果的になるだろうね」とコメント。相手打者の反応から前田は自信を得ていくだろうとも語ったという。

 前田も記事の中で「投球の質はよくなっていると思います。現時点としては順調であり、これからさらに良くなるように続けていきます」と手応えを口にしている。

 また、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」も「前田は進歩していると感じている」と伝え、「4イニングを投げきることはできなかったが、オープン3度目の登板で進歩を感じさせる内容を披露した」とこの日の投球を好意的に伝えている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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