【高校野球】釜石が注目の21世紀枠対決制す 岩間が9回1失点の粘投、春夏通じて初勝利

小豆島は9回に粘りも1本出ず

 第88回選抜高校野球大会は21日、大会2日目を迎え、第1試合では釜石(岩手)が小豆島(香川)を2-1で下して初戦を突破した。21世紀枠同士の注目の対戦となった一戦は釜石のエース岩間が好投。打線も勝負強い打撃を見せ接戦を制し、春夏通じて初勝利を挙げた。

 釜石は3回、ヒットとボークで無死二塁とすると9番・石崎がきっちりと送りバントを決め、1死三塁に。続く1番・佐々木航がセンター前に先制タイムリーを放ち、1点を奪う。

 さらに8回、2死二塁とチャンスを作ると3番・奥村がセンターへタイムリー二塁打。貴重な追加点をもぎ取った。

 選手17人で甲子園の舞台にたどり着いた小豆島も満員のアルプススタンドから大声援を受け、9回に粘りを見せる。

 1死一塁から6番・阪倉がショート強襲の内野安打。レフトの捕球ミスも絡み、一塁走者は一気にホームイン。その後、2死三塁と同点機を作ったが、あと1本が出なかった。

 1996年以来2度目の出場となった釜石は岩間が9回を投げ切り、7安打1失点。粘り強いピッチングでチームを甲子園初勝利に導いた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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