岩隈久志、前田の活躍確信 日本人投手のプライド滲ませる「キレが違う」

日本人投手の長所は「キレ」、「そしてコントロールがあれば、問題なくやれる」

 代理人が同じで、一緒に自主トレを行うなど親交がある。アリゾナで会い、岩隈が前田にアドバイスを送ることもあるという。ともにコントロールが抜群で、球のキレで勝負するタイプだが、すでにメジャーで確固たる地位を築いている岩隈は、後輩右腕も成功すると確信している。日本人投手としてのプライドを滲ませ、こう話した。

「いけると思います。僕がどうというよりも、十分コントロールがあって、打たせて取って、『ここ』という時に三振を取れる。日本人のピッチャーはキレがちょっと違うと思うので、ボールの見え方も違う。そのボールが日本人の特徴だと思うので。そしてコントロールがあれば、問題なくやれると思っています」

 2013年にサイ・ヤング賞投票で3位に入り、昨年はノーヒットノーランを達成するなど、メジャーの猛者たちを封じてきた岩隈の言葉は説得力十分。最後はルーキー右腕に「(ユニホームも)似合ってるんじゃないですか。もうドジャースのマエケンになっていると思うので、怪我しないで1年間頑張ってほしいなと思います」とエールを送っていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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