MLBで増える韓国人選手 KBOは「NPBに差をつけられているが、MLBに近い」

日本とはレベルに差? 「ピッチング面でそれは顕著」も…

 特集では、あるナ・リーグ球団スカウトの話として、8~10の球団がKBOでのスカウティング活動を行っていると紹介。ただ、「球界の意見として、KBOはNPBに差をつけられているとされており、特にピッチング面でそれは顕著だとしている。また、KBOの平均球速はMLBレベルとはまったく異なる」と、投手力で韓国リーグが実力的には日本のプロ野球に及ばないと分析する。オリオールズの金賢洙が、オープン戦で23打数ノーヒットという苦戦からスタートした事実にも触れている。

 また、記事によると、来季もMLBへ挑戦する韓国人選手は数多くいると目されているという。「NPBからFAとなる選手層が厚くないということもあり、より大きな関心をひくことが予想される」とも分析。韓国のリーグは日本よりもレベルは低いと見られているが、その戦い方などはMLBに近く、特に打者が適応しやすいと指摘する。

 あるナ・リーグのスカウトは「NPBの方が依然として進んでいるのは事実だ。私にとっての違いは韓国球界の方がよりMLBに似ているという点だ。スモール・ベースボールというよりも、よりパワーに重きを置いている」と話しているといい、特集は「韓国球界に8~10年ほど在籍し、その後、肉体的ピークとともに移籍することも理にかなった決断だと言える」と結論づけている。

 韓国人選手のメジャー入りが、今後もさらに増えていくことは間違いなさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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