地元記者が予想、前田健太は「今季13勝」 先発2番手に昇格の可能性も?

現時点で肘や肩への懸念もなし、先発ローテで「前田が2番手に上がること」も

「肘と肩の問題が契約前に取り沙汰されていたけれど、その懸念は今のところ存在しない。でも、今後も大丈夫かといえばそんなこともない。完全に健康な肘を持ったはずの投手もある日、急に痛みを訴え出すのが現在のメジャーだ。

 でも、スプリングキャンプでは今のところ、一度も休んでいない。ブルペンや試合の登板も急に取りやめになったりせず、全て予定通りに調整を進めている。登板間隔が1日空くこともあるが、ドジャースでいえば誰もが行っていること。カーショーも急に登板が翌日になったりしている。前田は順調そのものだ」

 モレノ記者は現時点で前田の仕上がりから肘、肩などの懸念は微塵も見えないと分析。デーブ・ロバーツ監督は前田が先発ローテーションの3番手として開幕を迎えることを明らかにしているが、同記者はレギュラーシーズン中に2番手に昇格する可能性があるとの見方も示した。

「前田は開幕の時点で3番手の投手だ。デーブ・ロバーツが明言していた。カーショー、カズミアー、前田、ウッズ。それから5人目の先発が誰になるか。だが、カズミアーはスプリングトレーニングで苦しんでいる。カズミアーがレギュラーシーズンに間に合わないなど余程のトラブルがなければ。3番手のままだ。しかし、カズミアーが開幕後も調子が上がらなければ、彼が4、5番手に降格し、前田が2番手に上がることになる」

 オフにアストロズからフリーエージェントとなり、ドジャースに加入した左腕スコット・カズミアーは、2007年に奪三振王に輝くなど実績があるが、スプリングトレーニングではここまで防御率9.39と不調。ファストボールの急速低下や衰えが地元メディアの間で囁かれている。前田がこのまま好調をキープすれば、絶対的エースのクレイトン・カーショーに続く2番手に昇格する可能性もあるという。

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