春の選抜ベスト4出揃う 近畿勢2チームが激突、東日本勢姿消す

前々回覇者・龍谷大平安はあと1勝で春夏通算100勝

 第88回選抜高校野球大会は大会第9日の28日、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃った。ベスト8で関東王者の木更津総合(千葉)が散り、東日本勢が姿を消した。

 30日に行われる準決勝第1試合は智弁学園(奈良)と龍谷大平安(京都)の近畿勢同士が対戦。智弁学園はエース村上頌樹の好投が際立ち、39年ぶりの4強進出。奈良県勢19年ぶりVを目指す。一方、一昨年の選抜覇者・龍谷大平安は準々決勝で明石商(兵庫)に延長12回の激闘の末に競り勝った。準決勝で勝てば、春夏甲子園通算100勝目となる。

 また、第2試合は秀岳館(熊本)と高松商(香川)が激突。優勝候補の一角・秀岳館(熊本)は準々決勝で木更津総合に9回2死から逆転サヨナラ勝利と勢いに乗る。また、昨秋の明治神宮大会覇者・高松商も強打を武器に51年ぶりの4強進出を果たした。

 準決勝を制して決勝の舞台に勝ち上がるのはどのチームか。2日後の決戦の行方が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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