地方球場無失点継続の大谷、ホークス戦で今季初勝利なるか「まずは試合作る」

“伝説の地”で登板

 草薙球場には日本球界の伝説がある。1934年11月20日の全日本-全米戦。全日本の17歳・沢村栄治はベーブ・ルース、ルー・ゲーリックを擁する全米選抜を相手に8回5安打1失点と好投。それまで3試合で12本塁打、50得点をたたき出した強力打線から9三振を奪った試合は伝説となった。

 大谷自身も花巻東3年春のセンバツ前に合宿を張っていた思い出の球場。さらに、地方球場での登板は新人から31イニング連続無失点中の快記録がある。

「(沢村氏の伝説は)知っています。練習したことも覚えてます。ただ、僕らが練習したのは球場が改修される前。別の球場と映るんじゃないかと思います」

 沢村栄治氏の快投から81年以上が経った。日本最速162キロ右腕が、伝説の地でどんな投球を見せるか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY