開幕メジャー逃した川崎宗則が2安打 活躍続け、OPSは驚異の1.018に

左腕から2安打で打率は再び.375に上昇、契約解除後も活躍続く

 カブスとマイナー契約を結んでいる川崎宗則内野手は1日(日本時間2日)、オープン戦メッツ戦に途中出場し、3打数2安打だった。試合はカブスが1-8で敗れている。

 川崎は3回の守備から出場。4回の最初の打席では左腕マッツの前に三ゴロに倒れたものの、送球エラーで出塁。その後、相手のパスボールで二塁まで進んだが、後続が倒れて生還を出来なかった。

 しかし、3点を追う6回は1死一、二塁のチャンスで、左腕ギルマーティンからセンター前ヒット。1死満塁とチャンスを広げると、2死となってからアンドレオリが押し出し四球を選び、カブスは1点を返した。

 さらに、8回に3度目の打席に立った川崎は、2死走者なしで左腕バスタードから再びセンター前ヒット。続くデービスが右飛に倒れてチェンジとなったものの、左腕から2安打を放った。

 メジャーキャンプに招待選手として参加していた川崎は、3月29日(同30日)に契約解除となり、開幕メジャーを逃した。だが、すぐに新たなマイナー契約を結び直し、同日のアスレチックス戦でオープン戦1号3ランをマーク。球場は大歓声に包まれた。そして、この日も2安打を放つなど、めげることなく結果を残し続けている。

 オープン戦の打率は再び.375に浮上。出塁率.455、長打率.563で、メジャーで重視されるOPS(出塁率+長打率)は1.018と驚異的な数字を残している。シーズン中のメジャー昇格へ向けて、ムードメーカーとしても絶大な存在感を誇る男のアピールは続く。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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