2年連続の開幕投手務める田中将大 OP戦苦戦で、NYには期待と不安が混在!?

対戦相手のアストロズ、先発カイケルはワイルドカードゲームで敗れた相手

 記事によると、田中は「段階的なプロセスを経てきたわけですが、最後の登板でシーズン入りに向けての自信を得ることができました。今日までの間に良い練習をすることもできました。シーズン開幕に向けての準備はできました」とも話しているという。

 開幕戦で対戦するアストロズは、昨年のワイルドカードゲームの相手。一発勝負の大一番で田中は左腕カイケルに投げ負け、敗戦投手となった。昨季のサイ・ヤング賞に輝いた相手エースと、再び投げ合うことになる。

 地元紙「ニューヨーク・ポスト」では、2014年に右肘靭帯部分断裂で長期離脱した田中に、ジラルディ監督が依然として不安を抱いていることを指摘した上で、ヤンキース打線がカイケルに抑えこまれていることにも言及。昨季のレギュラーシーズンでは1完封を含む2戦2敗。16イニングで1点も取れていない。ワイルドカードゲームを含めれば、22イニング無得点と手も足も出ていない。

 記事では、Aロッドが「彼には複数回やれているからね」とコメントしていることを紹介。「タナカにとっても同じ想いだろう」として、初の開幕投手を務めた昨年はシーズン頭の2登板で苦戦したことにも触れている。

「そして今年、手術後の確信はないものの、タナカは『準備は出来た』と語っている」

「ニューヨーク・ポスト」は、少し皮肉を込めた一文で特集を締めくくっている。周囲の不安を吹き飛ばし、田中は開幕戦で真価を見せることができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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