球団史上初の新人から3年連続2桁勝利へ ロッテ石川を成長させる貪欲な姿勢

さらなる進化を目指し「自分のダメな部分にはしっかりと向き合わないといけない」

「外国人選手はメンタル面が強い印象がある。異国で野球をやるのは、普通の感覚とは違うと思う。その中でソフトバンク、阪神で結果を残してきているので、どうしても聞いてみたかった。自分はメンタルで弱い部分があるので、どのような事を心がけてマウンドに立っているのか。ピンチではどうように投げているのか。精神面の話を、どうしても聞きたかった」

 話は弾んだ。通訳を通し、時にはジェスチャーを交えながら、ピッチングにおけるメンタル面の話し合いは続いた。スタンリッジが「とても楽しい時間だった」と言えば、石川も「有意義な話を聞けました」と満面の笑みを浮かべた。

 今年からは時間を利用してピラティスにも取り組んでいる。体の硬さ、体幹の弱さが自分のウィークポイントと分析しているからこそ、新しいトレーニングに目を向けた。

「年々、体が硬くなっている。そういう自分のダメな部分にはしっかりと向き合わないといけないと思いました。だから、あえて苦手な事に取り組もうと考えました。柔軟性や体幹の強化を求める一環として取り組んでいます」

 さらなる進化を目指す石川は結果を出し続ける。オープン戦でMAX150キロを計測すると、今季公式戦初先発となった3月29日の楽天戦(QVC)では7回4安打1失点で勝ち投手に。常時140キロ台後半のストレートで打者をねじ伏せていった。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY