マイナー拒否の金賢洙が開幕メジャーへ 米メディア「とてもおかしなこと」

OP戦では散々な成績も…地元メディアが25人の開幕ロースター入り伝える

 マイナー行きを拒否していたオリオールズの金賢洙外野手が、開幕メジャー入りを果たすと地元メディア「BatimoreBaseball.com」が報じている。

 昨年まで韓国・斗山で通算打率.318を記録していた金賢洙は、FAでオリオールズと2年総額700万ドル(約8億円)の契約を結んだ。しかし、オープン戦ではメジャーの投手に大苦戦。17試合で打率.178、OPS(出塁率+長打率).402と散々な成績に終わっていた。

 チームは金賢洙がMLBレベルでプレーする準備ができていないとして、マイナーでプレーさせることを決断したが、本人は契約を盾にこれを拒否。契約には、球団側が選手側の了承なくマイナーへ降格させることができないという条項が盛り込まれていた。

 金賢洙には韓国球団が興味を示しているとも伝えられており、地元メディアは両者の関係が“仮死状態”にあると指摘。どのような結末を迎えるか注目されていたが、「BatimoreBaseball.com」は韓国人打者が25人の開幕ロースターに名を連ねると報じた。

 記事では、金賢洙が開幕を控えて本拠地の「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」で行われた練習に参加し、取材に応じたことを紹介。「彼はオリオールズが合意した契約の中の権利を行使しただけだ。確かに、彼はキャンプでは最高の25選手の中の1人のようなパフォーマンスを見せなかったが、今、カムデンヤードにいる」と言及している。

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