“韓国50発男”朴炳鎬が決勝打 ツインズ今季初勝利に指揮官「ビッグヒット」

8回に決勝打で開幕からの連敗9でストップ、「0勝10敗より1勝9敗のほうが良い」

 今季からツインズに加入した朴炳鎬内野手が15日(日本時間16日)、チームに今季初勝利をもたらす貴重な決勝打を放った。本拠地でのエンゼルス戦に「6番・DH」で出場。同点の8回に試合を決める一打を放ち、開幕9連敗を喫していたツインズは10戦目にしてようやく今季初勝利を挙げた。

 ツインズは7回に2点差を追いつくと、8回1死一塁で朴が打席へ。フルカウントから右腕サラスのチェンジアップを左翼線に運んだ。左翼手のジェントリーが打球処理をもたつく間に、一塁走者のプルーフが一気に生還。これが貴重な決勝点となった。

 朴は韓国ネクセンで2012年から4年連続ホームラン王&打点王の2冠に輝いた。14年に52本、15年には53本と2シーズン連続で50本塁打以上をマーク。ポスティングシステムで今季からツインズに加入した。

 開幕から打率.179と苦しんでいるものの、今季2打点目がチームを初勝利に導く貴重な一打に。MLB公式サイトによると、試合後には「僕は本当はあまり感情を表に出す人間ではない。いつも冷静に、静かにするようにしているが、セカンドベースに到達してプルーフが本塁に生還したのを見た時、無意識に両手を挙げて、叫び声を上げてしまった」と振り返ったという。

 また、ポール・モリター監督は「我々はへこたれずに続け、何人かがビッグヒットを放った。良いことだ」と、初勝利を引き寄せた朴らの活躍を称えたという。「0勝10敗よりも1勝9敗のほうが良いんだ」。記事では、指揮官がホッとした様子でこう話したことを伝えている。

 ツインズがここから挽回するためには、DHを任されながら打率1割台となっている朴の更なる奮起も必要不可欠。“50発男”は真価を発揮できるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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