抑えて当然、打たれれば戦犯 クローザーの難しさ、苦労とは

日頃の振る舞い、言動も重要?

○登板間隔が空く

 チームが連敗したり、低迷したりしていると、勝ちゲームで登板するクローザーの出場機会はなかなか巡ってこない。調整登板で大差のついた最終回にマウンドに上がることもあるが、アドレナリンは出てこないだろう。長ければ2週間投げないこともあり、2週間ぶりの登板が9回の1点差ということも。なかなか試合への入り方が難しいケースにも対応しなければならない。

○普段の振る舞い、言動も重要? 

 試合以外にも態度で示していかないといけない。先発投手からすると自分の白星を預けるクローザーが自分より練習をしていないかったり、生活態度が悪かったら、信頼することはできない。そのため、ストイックに練習や準備をし「この投手が打たれたならば仕方がない」と思わせるような投球と振る舞いがクローザーには求められるという。

 その他にも強いハートや、相手をねじ伏せるだけの直球、空振りを奪える変化球など、必要な要素はいろいろ。様々なものを背負って、守護神たちはマウンドに立っているのである。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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