前夜退場の日ハム・レアードが栗山監督に謝罪 指揮官「オレが代わりに…」

レアード「米国でも一発退場。きつい印象だった」

 日本ハムのブランドン・レアード内野手が21日、栗山監督に謝罪したと明かした。

 レアードは前夜の西武戦(札幌ドーム)の8回1死一塁、左腕・小石に見逃し三振。内角球の判定を不服として、バットを地面にたたきつけた。この行為が石山球審への侮辱行為として、来日2年目で初の退場処分を受けた。この日の練習中、レアードは栗山監督の下へ出向き、頭を下げたという。

 レアード「監督へ謝罪をしました。監督にも理解してもらったと思っています。監督からは『オレが(退場の)身代わりになる』と言ってもらったが、それ以前に、ものすごく早く退場してしまった。(バットを地面でたたくのは)米国でも一発退場。(石山球審へ)きつい印象だったかなと思う」

 本塁打を放った際に寿司パフォーマンスを見せる陽気な助っ人が見せた退場劇。母校・東京学芸大で講師、白鴎大で経営学部教授としても活躍した栗山監督は、この日も“教育者”の一面をのぞかせた。

 栗山監督「(レアードの退場となる前に)オレもベンチを出かけたけど、あっという間に退場になってしまった。オレが選手の代わりに退場になればいいと思って。やっぱり選手は野球で味わった悔しさは野球で晴らすしかない。失敗したことは1番自分が分かっているはず。あの悔しさが前に進む推進力となるはず」

 レアードは20日までリーグトップの5本塁打を放っているが、19日の西武戦(札幌ドーム)から2試合連続無安打。来日初退場を力に変えて、打撃復活となるか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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