イチロー突然の1番起用で2安打 米紙も称賛「“準備”で右に出る者いない」

「イチローはヒットを打つために生まれてきた」

 指揮官はイチローに対し、起用する試合の前夜までに伝えていることを明かしていたが、この日は起用法までは知らされておらず、イチローも記事の中で「準備はいつだって出来ています。1番だとは知らなかったので、少し驚きました。投手以外なら何でもします」と語っている。

 また地元紙は日頃から入念な準備を心がけていることも紹介。「イチローはヒットを打つために生まれてきた。彼はバットの入念な手入れを怠らない。バットを除湿機にかけるだけではない。イチローはバットの土などの汚れを取った後、ダグアウトにあるお決まりの場所にいつもバットを真っ直ぐ立てかけている。バットだけではない。木曜の試合では、記者はイチローがスパイクを綺麗にし終わるまで少し待たなければならなかった」と伝えている。

 イチローのマルチ安打は途中出場した17日のブレーブス戦以来、今季2度目。これでメジャー3000安打まで「58」とした。「“準備”においてイチロー・スズキの右に出る者はいない」とまで評されている42歳。チームを勝利に導く活躍は現地でも大きなインパクトを残している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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