広島・緒方監督、投手陣の再編成を示唆 「2人ほど入れ替えを考えてる」

ルーキー横山が2回途中KO、リリーフも踏ん張れず「大味なゲームに」

 広島は22日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に9-12で敗れた。2試合連続で2ケタ失点を喫しての敗戦に、緒方監督は投手陣の編成の見直しを明言した。

「大味なゲームになってしまった。先発が2回KOでは、やっぱり後が苦しくなってしまうからね」。

 先発したルーキー横山が2回途中7失点で降板。初回に3点を先制された後、すぐに打線が4点を奪って逆転したが、2回にも鳥谷の3ランなどで4点を失い、横山はプロ最短でのKOとなった。「今日はとにかく自分のペースで投げられなかった。それが全てです」。試合後の横山は、落胆した表情で投球を振り返った。

 それでも監督は「攻撃陣は集中力を切らさず、あきらめずに反撃してくれた。ピッチャーもその姿を見て、何か感じるものがあったと思う」と、最後まで粘りを見せた打線は評価した。

 横山に関しては「新人とはいえ、そこはしっかり投げきってもらわないとね」と話し、「バッテリーも含めて反省してもらいたい。そのあたりをしっかり考えた上で、次は切り替えてマウンドに上がって欲しい」と次戦に期待した。

 最後に、連日のように失点を重ねるリリーフ陣に関して「いい結果が出ていない投手がいる。2人ほど入れ替えを考えています」と、投手陣の再編成を示唆して会見を終えた。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY