広島黒田196勝、燕・中村逆転弾、ロッテ・ナバーロ2点打…23日プロ野球

広島新井は1997安打、DeNA井納2年ぶり完封、ソフトバンク8連勝でストップ

 プロ野球は23日、各地で6試合が行われた。広島は黒田が阪神相手に7回無失点の快投で今季3勝目、日米通算196勝目を挙げた。新井も1安打を放ち、通算1997安打で2000安打へ「3」。阪神は7回途中1失点と好投の岩貞を援護できなかった。ヤクルトは土壇場に大逆転。2点を追う9回に中日・福谷からバレンティンがソロ本塁打を放ち、なおも2死一塁。ここで中日は岩瀬を送るも、荒木のヒットの後、中村が逆転3ランを放った。

 DeNAは井納が巨人相手に2年ぶり2度目の完封勝利。倉本が値千金の決勝3点打を放った。巨人はポレダが6回まで8四死球を出しながら無失点に抑えたが、2番手の田原誠がつかまった。

 パ・リーグの西武-楽天は引き分け。序盤から両チーム得点を重ね、楽天は1点リードの7回に松井稼の適時打などで2点を追加。しかし、西武はその裏に中村の2点三塁打などで同点に追いつくと、その後は延長12回までともに無得点に終わった。

 ロッテ-オリックスは涌井、金子と両エースが好投。1-1の8回、出場選手登録即スタメンのロッテ・ナバーロが、2番手岸田から2点タイムリーを放った。しかし、守護神・西野が9回に追いつかれて同点。それでも、その裏にチャンスを作り、平野のサヨナラ暴投で勝利した。日本ハムは8回に大野の今季1号で同点に追いつくと、2-2の延長10回に中島がスクイズを決めて勝ち越し。田中も適時打で2点差とし、試合を決めた。ソフトバンクは4番手森が不運なヒットもあり決勝点を奪われ、連勝は「8」で止まった。

【セ・リーグ】
◇広島 3-2 阪神(マツダスタジアム)
勝 黒田(3勝1敗)
敗 岩貞(1勝1敗)
S 中崎(0勝1敗7セーブ)
HR【神】ゴメス7号

◇中日 5-7 ヤクルト(ナゴヤドーム)
勝 ペレス(1勝1敗)
敗 岩瀬(0勝1敗)
S オンドルセク(4セーブ)
HR【ヤ】山田6号、バレンティン5号、中村2号【中】ナニータ1号

◇巨人 0-3 DeNA(東京ドーム)
勝 井納(2勝2敗)
敗 田原誠(1勝1敗)

【パ・リーグ】
◇西武 8-8 楽天(西武プリンス)
HR【西】浅村2号

◇ロッテ 4?-3 オリックス(QVCマリン)
勝 西野(2勝0敗6セーブ)
敗 平野(1勝1敗3セーブ)
HR【オ】ボグセビック1号

◇ソフトバンク 2-4 日本ハム(ヤフオクドーム)
勝 谷元(1勝0敗)
敗 森(1勝2敗)
S 増井(1敗6セーブ)
HR【日】大野1号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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