7回2失点の好投、信頼高まる田中将大 「ヤ軍が求めていたものを提供」

2勝目ならずもチームはサヨナラ勝ち、「完璧ではなかったが、それでも素晴らしかった」

 ヤンキースの田中将大投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのレイズ戦に先発。7回5安打2失点7奪三振1四球と2試合連続のハイクオリティースタート(HQS、7回以上を自責2以下)を達成したものの、打線の援護に恵まれず、2勝目はつかなかった。それでも、9回にガードナーのソロ本塁打が飛び出し、ヤンキースは3-2でサヨナラ勝ち。劇的勝利を呼び込んだエースの力投に、地元メディアやチームメートは賛辞を送っている。

 ニュージャージー州最大のニュースサイト「nj.com」は「ヤンキースがまさに求めていたものをマサヒロ・タナカが提供」とのタイトルで、田中の好投を称えた。1-0の4回に同点打、5回に勝ち越しソロを浴びた右腕だが、味方打線が初回の暴投による1得点のみと低調な中、しっかりゲームを作った。

 記事では「土曜の右腕マサヒロ・タナカは5安打2失点と完璧ではなかったが、それでも素晴らしく、ヤンキースがまさに求めていた勝利の機会というものを2試合連続で与えた」と評価。ガードナーが7回裏に同点打を放って田中の黒星は消え、降板後の9回に劇的なサヨナラホームランで試合を決めた。

 ジョー・ジラルディ監督は「彼は本当に良い仕事をした」と称えたという。7回に同点に追いつかなれば、田中を8回もマウンドに送るつもりだったと明かした指揮官が、「それが、我々が彼に求めているものだ」と話したことも記事では紹介。エースに信頼を寄せていることが伺える。

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