パ上位3チーム、4番の活躍で白星 昨年のCS進出チームがAクラスでGW突入

ホークス・内川、ロッテ・デスパイネ、日本ハム・中田が仕事

 パ・リーグは27日、上位3チームがキッチリ白星をつかみ取った。各チームとも、4番がしっかりと結果を残し、チームの勝利に貢献した。

 ソフトバンクは内川。初回1死二塁、左中間へ2ランを放ち、プロ通算150号を達成した。2008年、2012年と最多安打を獲得。球界を代表するヒットマンのイメージが強いが、2013年から3年連続で2桁本塁打を記録中と、長打力も兼ね備える。

 プロ16年目で節目の数字に到達し、「気持ちよかったです。150本目というのを忘れていましたので、いつもと変わらなかったですね。柳田から『150! 150!』と言われて、ああそうかと思った」と、ヒーローインタビューで笑顔も控えめに喜んだ。

 ロッテはデスパイネが6回無死一、三塁、中堅へ適時二塁打を放って先制点をたたき出した。5回まで両軍無得点と攻めあぐねていた展開。主砲の一打からこの回一挙5得点と、破壊力を見せつけた。

 そして、日本ハムは中田だ。9回2死三塁から、左翼線へサヨナラの適時打を放って試合を決めた。9回に守護神の増井が同点に追いつかれる嫌な流れ。延長戦もちらついた場面で、存在感が光った。

「(先発の)吉川さんの勝ちを消してしまって、何とかここで打ってやろうという気持ちでした。気持ちで打ったので、よく覚えてません」。この日は3安打3打点の活躍。「最近、力が落ちているので、なかなか本塁打が打てないですけど、少しでもチームのためになればいいかなと思って、コツコツチーム打撃を心がけています」と話し、お立ち台で歓声を浴びた。

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