前田健太、次は中7日で登板 監督期待「右打ちモンスターズ」に「対抗できる」

「日本人キラー」のエンカーナシオンは前田の強敵に!?

 特に、エンカーナシオンは「日本人投手キラー」として知られており、黒田(現広島)から4本塁打、ダルビッシュから2本塁打、岩隈と田中から1本塁打を放っている。現在のメジャーで打者の評価基準として最も重視されている指標で、.900以上なら優秀とされるOPS(出塁率+長打率)は、対黒田が1.136、対ダルビッシュが1.138、対岩隈が1.121、対田中が1.250と、驚異的な数字が並ぶ。前田にとっても強敵となることは間違いない。

 ただ、ロバーツ監督はメジャー屈指の「右打ちモンスターズ」に対して、前田は「対抗できる」と期待している。早くもメジャーで決め球として抜群の威力を発揮しているスライダーを武器に、強打者の攻略に挑むことになりそうだ。

 中7日での登板には、今季5試合の先発でいずれも6イニング以上マウンドに立っている前田を休める効果もあるという。「7日間のオフは前田が日本で投げていた時と同じものとなる」と特集では指摘。実際には、日本では通常は中6日でローテーションを回るが、7日間のインターバルは前田にプラスに働くことは間違いないだろう。

 3勝1敗、防御率1.41と依然として優秀な数字を叩き出している前田。休養十分で乗り込むトロントで、“モンスター打線”を封じることができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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