“韓国50発男”朴炳鎬、MLB防御率トップ右腕から6号 パワーは「特筆すべき」

1か月6本塁打でシーズン40発ペース、指揮官も評価「打席で進歩している」

 ツインズの朴炳鎬内野手が4月30日(日本時間1日)、本拠地タイガース戦で6号ソロを放った。今季好調の先発右腕ジョーダン・ジマーマンから左中間へ特大の一発。メジャー1年目の韓国人打者が見せるパワーについて、MLB公式サイトは「特筆すべきもの」と報じている。

 3点を追う4回2死走者なしの場面だった。この試合でも好投し、いずれも両メジャートップの5勝無敗、防御率0.55と開幕から圧巻の投球を続けるジマーマンのスライダーを朴が完璧に捉えた。ジマーマンにとっては、これが今季2つ目の自責点に。試合には敗れたものの、インパクトのある一発だった。

 チームトップの6本塁打。MLB公式サイトでは、この日のホームランが朴にとって今季3番目の飛距離を記録したと伝えた。「彼の本塁打の平均飛距離は428フィート(約130.5メートル)という特筆すべきものとなっている」。アジア人打者が、パワーでメジャーを驚かせている。

 記事では、現役時代に歴代9位の3319安打をマークし、野球殿堂入りしているポール・モリター監督のコメントも紹介。「打席で進歩をしているし、私は彼が自信をつけているように思うよ」と、メジャーへの適応に太鼓判を押している。

 シーズン当初は打率1割台に沈んでいた朴だが、この試合終了時点で2割2分7厘とやや持ち直している。現地メディアの取材に対しては、本人は「シーズンに入って、相手投手が100%の力で投げ込んでくるようになって少し苦戦してしまった。しかし、間違いなく打席では落ち着いて挑めるようになってきているよ」と手応を明かしたという。

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