“韓国50発男”朴炳鎬、MLB防御率トップ右腕から6号 パワーは「特筆すべき」

課題は勝負強さ? 得点圏打率は0割「打点を稼いでいきたい」

 さらに、この日の一発については「ジマーマンは制球よく投げていたし、ほとんど高めにはこなかった。ただ、自分が捉えた球は高めに入ってきた1球だった。ラッキーだったね」と振り返り、4月終了時点で6本塁打を放ったことには「シーズン最初の月に何本かホームランを打てて、間違いなく幸運だった」と謙虚に話している。

 ただ、ここまでパワーがメジャーでも十分に通用していることは確かだろう。韓国ネクセンでは2012年から4年連続ホームラン王&打点王の2冠に輝き、14年に52本、15年には53本と2シーズン連続で50本塁打以上をマークしたスラッガー。MLBデビューからまだ1か月が終了しただけだが、24試合消化で6本塁打はシーズン162試合に換算したら40発ペースとなる。記事では「最近は調子が上がっており、過去10試合の先発で5本塁打を放っている」と特筆している。

 課題は勝負強さか。6本塁打を放ちながら、打点は8。得点圏打率は15打数無安打3四死球1犠飛の打率0割、1打点と全く打てていない。本人も自覚しており、「最も重要な問題はチームの勝利だ。来月ないしは近い将来、ランナーを得点圏に置いた状況で打点を稼いでいきたい」と話したという。

 もっとも、記事では得点圏に走者を置いた状況で朴の打撃内容が上向いていると指摘。モリター監督も手応えを感じ、期待しているという。今後は、パワフルな本塁だけでなく、勝負強い打撃でチームを勝利に導くことは出来るのか。ツインズの主砲となるために、必要不可欠な要素となる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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