鉄人イチローに隠れた“偉業” 走塁技術にも称賛の声「偉大なハッスル」

42歳以上の外野全ポジション先発出場はメジャー史上初

 1日(日本時間2日)の敵地ブルワーズ戦で「一番・左翼」でスタメン出場したマーリンズのイチロー外野手。好走塁による二塁打と好守で存在感を示したものの、試合は5-14で敗れた。イチローはこれが今季6度目のスタメン出場となったが、この日の試合にはイチローの鉄人ぶりを浮き彫りにする記録が隠されていた。

 メジャー16年目を42歳で迎えたベテランはここまで右翼で2回、中堅で3回スタメン出場し、ブルワーズ戦で今季初めて左翼で先発した。米データサイトの「Baseball-Reference.com」によると、メジャー史上で42歳以上の選手が外野のポジションすべてでスタメン出場するのは実はこれが初めてだった。41歳以上に限ってもインディアンスなどで活躍したビック・ダバリーヨ、ドジャースなどで活躍したデイビー・ロープスを含めて3選手のみ。ちなみに外野手での最高齢スタメン出場はメジャー盗塁王リッキー・ヘンダーソンの44歳252日(レフト)だが、3ポジションとなると“高齢スタメン”トップ3には入ってこない。

 そんなメジャー屈指の技術、頑強さを見せるイチローはこの日も随所に好プレーを見せた。3回1死満塁の場面でペラルタの痛烈なライナーをスライディングキャッチ。犠飛にはなったものの、最少失点で防ぐと、4回には無死満塁の場面でマルドナドの左前打を本塁へ好返球し、見事に二塁走者を刺した。

 また、走塁でも米メディアの称賛を浴びている。

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