楽天、崖っぷちから劇的サヨナラ勝ち 「観覧車も回って、打線も回った」!?

球場内観覧車が“デビュー”、3位日ハムに0.5差「これを機に乗っていきます」

 すでにオリックスが西武に勝ち、敗れれば最下位転落となっていた状況で、連敗中のチームは踏みとどまった。8回1失点と好投した先発・塩見の存在も忘れてはならない。嶋は 「塩見が一生懸命投げてくれて、ミコも一生懸命投げてくれて、やるしかないという気持ちでした」と、左腕と今季初勝利の助っ人を立てた。

 4月は11勝14敗2分。好調だったのは開幕当初のみ。失速の原因は、チームを支えていたレギュラー陣の相次ぐ離脱だった。今江、藤田、そして岡島。だが藤田、岡島も先週に復帰。この日、今江が5番に座ったことで、ベストメンバーがそろったといえる。腰痛から戻ってきた岡島は「休んだ分は取り返せていない。もっともっと打てるように頑張る」と、さらなる活躍をファンに誓った。

 この日は球界初となる、球場内観覧車が“デビュー”。左翼席後方にそびえ立った観覧車には長蛇の列ができた。梨田監督は「観覧車も回って、打線も回ったね」と試合後に満面の笑みを見せた。

 西武に変わって4位に浮上。3位の日本ハムへも0・5差とAクラスも視界に捉えた。「苦しい戦いが続きますが、これを機に乗っていきます」と力強くファンに誓った主将の嶋。主力が戻った楽天。巻き返しの5月としたい。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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