鮮やか決勝打、イチローを同僚絶賛 「プロ意識の証明」「殿堂入りする所以」

同僚も敬意「彼が有資格1年目で殿堂入り選手になる所以」

 これでメジャー通算2947安打目。3000安打へ残り53本とし、今季打率3割3分3厘、4打点と成績を伸ばしたレジェンドに同僚も賛辞を惜しまない。地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「イチロー・スズキがマーリンズの7-4での勝利にビッグヒットで貢献」との見出しで特集。「彼は42歳かもしれない。だが、イチロー・スズキは結果を出し続ける」と活躍を称え、チームメートのコメントも紹介している。

 クリスチャン・イエリッチ外野手は「彼はこれまでのキャリアで常に活躍してきたんだ。彼がとてもでかいヒットを打ってくれた。あれがこの試合の分水嶺になった。彼が有資格1年目で殿堂入り選手になる所以でもあるね」と語ったという。

 米野球殿堂入りは、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者の投票で75パーセント以上を手にする必要がある。現役引退から5年後に殿堂入りの資格を手にすることができるが、1年目での選出はメジャーでも別格の存在と認められた偉人しか果たしていない。

 もっとも、42歳で輝きを放つイチローに「引退」の2文字は似合わない。殿堂入りはまだまだ先の話となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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