「代打イチロー」に地元メディアは懐疑的意見も…決勝打で“手のひら返し”!?

絶好機での登場に「危惧されるのは内野ゴロ」と実況も…最後は「42歳は健在だ!」

 マーリンズのイチロー外野手は3日(日本時間4日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦で6回1死満塁のチャンスに代打で出場。逆転2点タイムリーを放つ活躍で、チームを7-4での勝利に導いた。地元メディアからは、今季3本塁打、12打点の強打者ジャスティン・ボーア内野手ではなく、イチローを代打に送った采配に懐疑的な意見も出たが、レジェンドは抜群の勝負強さで決勝打をマーク。「42歳は健在だ!」と“手のひら返し”で絶賛されている。

 マーリンズ・パークに「イチローコール」が響く中、背番号51が引き締まった表情で打席に入る。1点を追う6回1死満塁の絶好機。イチローは2ボールからの3球目、95マイル(約153キロ)の直球を捉え、ライナーでセンター前に運んだ。ショートの頭上を越す、華麗な2点タイムリー。マーリンズが逆転に成功した。

 実は、地元テレビ局「FOXフロリダ」の実況は走攻守ともに好調なイチローが登場した瞬間、少しいぶかしむ様子で「イチローで危惧されることは内野ゴロです。このイニングでマーリンズにとっての致命傷になります。イチローがスイングを修正して外野に飛ばせるか見てみましょう」と話していた。

 しかし、イチローがヒットを打つと、実況は「イチローがライナーでヒットだ! ジャクソンが得点、エッチェバリアが得点。42歳は健在だ!」と高速の“手のひら返し”を見せて絶叫。エチャバリアの発音に強烈なアクセントがつくほどハイテンションで殊勲の逆転2点タイムリーヒットを称えた。

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