マーリンズ番記者が明かすイチローの“進化” 3000安打のXデーは8月と予想

直球に強さ見せるイチロー、キャンプで「速球に対応できるバットスピードを証明」

 そして、今季は開幕から150キロを超える直球に強さを見せている。キャンプ中にはすでにその兆しを見せており、3月27日のオープン戦・カージナルス戦では8回に代打で登場し、メジャー通算101セーブの右腕トレバー・ローゼンタールの99マイル(約159キロ)の豪速球を華麗にセンター前にはじき返していた。

「あの時、イチローは99マイルの速球を投げてくるローゼンタール相手に、センター前にヒットを打ち返していた。速球に対応できるバットスピードを証明した。今季もコンディションは充実している。去年はイチローは誰よりも試合に出場したが、酷使でパフォーマンスは低下していた。コンディションについては、マッティングリーがしっかりと起用すれば問題ない。スピードも健在。守備も抜群だ。そして、バットでも効果的な活躍ができる」

 フリサロ氏は、こう太鼓判を押す。実際に、オープン戦でメジャー屈指の守護神の渾身のストレートを弾き返したイチローは今季、150キロ台の速球をいとも簡単にはじき返している。3日(日本時間4日)のダイヤモンドバックス戦では、1点を追う6回1死満塁の絶好機で代打で登場。相手右腕バレットの95マイル(約153キロ)の直球をセンター前に鮮やかに弾き返し、決勝の逆転2点タイムリーとしていた。

 3000本安打の金字塔までは、53本に迫っている。フリサロ氏は偉業達成のXデーをこう予想する。

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