ソフトバンク今宮が“値千金”の一打 「いいきっかけになってくれるヒット」

柳田の2ランを呼び込み、勝利につながる貴重な1得点

 10日のソフトバンク-ロッテ戦で試合を決めたのは、柳田悠岐の4号2ランだった。しかし、最終的に1点差の薄氷の勝利となったことを考えれば、センターへのクリーンヒットを放ち、柳田の2ランで1得点を記録した今宮健太の貢献度は大きい。

「久々に甘い球を一発で仕留められた。結果が出ない中で使ってもらっている以上、守備はもちろんのこと、少しでもチームに貢献しないといけないので。自分ではいいきっかけになってくれるヒットだと捉えている。明日(11日)も自分のスイングができる準備をしっかりとやって試合に臨みたい」

 まだ2割に届かない打率を少しでも上げていくためにも「失投をしっかりとセンターに打ち返したい」と語る今宮。「少しでもチームに貢献したい」という気持ちがプレーに表れている。その姿勢を貫けば、いつか結果に結びついてくることだろう。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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