田中将大、援護もらうも6失点 ヤ軍は勝利も猛省「接戦にして申し訳ない」

自己ワーストタイの3被弾、スライダーに課題「高さもよくなかったし、キレもなかった」

 10日(日本時間11日)に本拠地で行われたロイヤルズ戦に先発し、7回を投げて3被弾6失点を喫したヤンキースの田中将大投手が、試合後に米メディアの取材に応じ「チームが勝ったのが一番よかったこと。だけど、たくさん点を取ってくれた時に接戦にして申し訳ない」と猛省した。

 ジラルディ監督は、この日の乱調についてスライダーの状態の悪さを指摘。田中自身も「高さもよくなかったし、キレもなかった。全体的にボールが少し高かった」と振り返った。

 この日は、ケインに許した2本塁打を含めメジャー自己ワーストタイとなる3被弾。「いい時の登板でも、相手の打ち損じに助けられている部分があった。今日は自分のミスした球が、ホームラン3本という結果になってしまったので残念」とし、早いカウントから積極的にバットを振ってくるロイヤルズ打線を相手に「自分が思うようにボールをコントロールできなかったこと」が乱打戦の原因だとした。

 この日までに先発した6試合では、いずれも自責点2以下に抑える力投をしながら、打線の援護がなく、わずか1勝に止まっていた。ようやく味方打線が爆発したが、試合は逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームに。田中は「チームが点を取ってくれる時に、自分自身がしっかりといい投球をして勝つことが一番いい形。たくさん点を取ってくれた時に、接戦にして申し訳ない」と反省し、次回の奮起を誓った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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