ホークス工藤監督、8連勝も和田の代え時を反省「見極めるのがボクらの仕事」

終盤1イニング3被弾の和田に「次はちゃんとしてあげたい」

 和田については「うまく狙い球を外した立ち上がりだった」と言いながらも、自らの代え時の判断について反省の弁を述べた。

「ボールがばらつきはじめたところで代えればよかったが、完投したいという思いもあっただろうしね。投げたい気持ちも強いだろうが、『その気持ちを次に(回そう)』という話ができなかった。(投手の)代え時を見極めるのはボクら(首脳陣)の仕事。次はちゃんとしてあげたいと思う」

 首位攻防で勝ち越しを決め、ロッテとの差を5ゲームに広げたが、工藤監督は「下を見るより目の前の試合」と、いつものように語る。

「2連戦なら最低でも1勝1敗、3連戦なら勝ち越しを目指す。そういうところしか見ていない。とにかくボクらは一戦一戦を勝てるように戦っていくだけ」

 昨シーズンも「目の前のカードで勝ち越す」を短期目標に掲げ、それを実行してきたソフトバンク。どんなに貯金が増えようと、今シーズンもカード勝ち越しを目指す姿勢に変わりはない。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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