剛腕が契約延長、ヤ軍で高まる田中将大の重要性 「より必要な存在に」

ナショナルズがストラスバーグと契約延長、オフのFA市場にエース級が不在に

 9日(日本時間10日)にナショナルズがスティーブン・ストラスバーグ投手と7年総額1億7500万ドル(約190億円)での契約延長を発表したことを受け、「ニューヨーク・デイリーニュース」電子版では「タナカはヤンキースにとって今まで以上に必要な存在になる」と題した記事を紹介している。

 今オフのFA市場での目玉になると思われていたストラスバーグ。しかし、契約延長によって選択肢から外れたことで、先発投手の市場にはエース級の存在がいなくなる。ヤンキースがエース級の先発投手を加えたい時にはトレードが唯一の手段だ。

 だが、記事内では「そこまでしてエース級を獲得する必要があるのか?」とし、ジラルディ監督の「重要なのはどのチームにもエース級はいる」という言葉を引き合いに出した上で「(ヤンキースの場合、エースとして)マサヒロ・タナカの名前が思い浮かぶだろう」と田中の重要性を指摘している。

 10日(同11日)のロイヤルズ戦こそ、今季ワースト6失点と冴えない内容になってしまったが、それ以前の6試合は全試合で自責点2以下。この日の6失点を加えても、防御率は3.11だ。

 さらに田中の場合、メジャー1年目の2014年に右ひじ靱帯に部分的な損傷があることが判明し、将来的にトミー・ジョン手術と呼ばれる靱帯再建検査を受ける損傷に発展してもおかしくない状態とされている。それでも、現在の田中は好成績を残している。

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