広島ドラ1岡田、プロ初白星ならずも…前回登板から改善「仕事はできた」

4月29日ヤクルト戦は1/3回6失点で2軍降格、この日は6回2失点も救援陣乱調

 3度目の正直もならなかった。広島のドラフト1位・岡田明丈投手は14日の中日戦(ナゴヤD)で先発。初回、2回と最速147キロの直球を柱に完璧な立ち上がり。3回に2点を先取されたが、4回以降は立ち直り、中日打線を無安打に抑えた。

 6回3安打2失点。降板した時点で2点リード。待望の初白星かと思われたが、7回にヘーゲンズが打たれ同点に追いつかれ、勝ち投手の権利を消失。同点の8回にはセットアッパーのジャクソンがビシエドに痛恨の被弾。好投は報われなかった。

 初登板だった4月1日の巨人戦(マツダ)は7回途中3失点(自責2)。リードした状態で降板したが、味方のエラーで追いつかれ初勝利はならず。前回の4月28日のヤクルト戦(神宮)では初回の先頭から3連続四球を出すなど、制球に苦しみ、1死しかとれずに6失点(自責4)。翌日に2軍に降格していた。

 ファームではボールの質を見直してきた。「仕事はしっかりとできたと思う。変化球はしっかりと投げられた。(直球は)制球はアバウトだったけど、威力はまずまずだったと思う」と手応えをつかんだ様子だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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