伊東監督が絶賛「さすが井口」 ベテランの一打で約5時間の乱戦に終止符

延長10回にサヨナラ打、23歳年下の初先発・平沢は「いいプレーで楽しみ」

 ロッテ井口資仁内野手が、試合時間4時間57分、両軍合わせて34安打が飛び出したノーガードの打ち合いに終止符を打った。14日の楽天戦。12-12の延長10回、サヨナラ安打で決着をつけ、チームに大きな1勝をもたらした。

 年の差23歳、プロ初スタメンだった18歳の平沢の代打で登場し、5回に犠飛で貫録を見せると、6回、8回のチャンスでは凡退したが、10回2死二、三塁で守護神・松井裕の143キロストレートを三遊間に弾き飛ばした。

 お立ち台の第一声「早く終わりたかった」は実感だ。伊東監督も勝ってほっとはしたものの、「ミスが多過ぎ。ゲームが雑で、何があったか覚えてない」と苦笑いを浮かべるしかない大味すぎる試合だったが、「さすが井口、決めてくれた」とベテランの一振りを絶賛した。

「一番いい球を狙っていた。今日の勝ちは大きい。若手もベテランも関係ない。皆が苦しんでいる時に助けられれば…。(平沢は)緊張していたようだが、守備はいいプレーで楽しみ」

 ルーキーの姿に、やはりベテランとして燃えないわけはない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY