田中将大が7回1失点の力投で1か月ぶり2勝目 ヤ軍は4連勝で最下位脱出

ここまで9登板で2勝0敗、今季8試合以上投げて負けなしは6投手

 ヤンキース田中将大投手が21日(日本時間22日)、敵地で行われたアスレチックス戦に登板し、7回1失点の好投で、4月17日以来となる今季2勝目を飾った。5-1の勝利で4連勝を飾ったチームは、ブルージェイズを0.5ゲーム差で抜いて地区最下位を脱出した。

 序盤は速球の制球が不安定で初球ストライクを奪えずにいたが、それでも2回終了まで許した安打は1本だけ。要所でスライダーとスプリットを生かしながらアウトを重ねた。3回には1死から不運な内野安打から始まる3単打で満塁のピンチを迎えたが、3番バレンシアを3球で見逃し三振、4番デービスを三塁ゴロに打ち取り、無失点に抑えた。

 4回の攻撃で味方打線が4点の先制に成功。田中は5回に先頭に与えた四球をきっかけに、再び1死満塁とするが、3番バレンシアにセンターの犠牲フライで1失点を許しただけで逃げ切った。

 マウンドに戻った6回からは底力を発揮。6回を6球で3者凡退とすると、7回も7球で3者凡退に締めくくり、4点リードを持ったまま、7回を投げて5安打4奪三振2四球1失点(自責1)で降板した。

 マウンドを継いだブルペン陣がアスレチックス打線を封じて、チームは5-1で勝利し、ジラルディ監督の監督就任1500試合目を白星で飾った。

 田中はこれで負けなしの2勝で防御率は3.24。今季8試合以上で先発し、いまだに無敗なのは、セール(9勝)、アリエッタ(8勝)、ストラスバーグ(7勝)、ハメルズ(4勝)、ルイス(3勝)と並び、メジャーでわずか6人。また、田中は9試合に先発して7試合で勝敗がついていないが、これは今季メジャーで最多となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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