投打かみ合う盤石の強さ ソフトバンク、独走へ

先発の柱3人で貯金15

 晴れ渡る福岡の空に、ホークスファンの歓声が響いた。福岡ソフトバンクが25日のオリックス戦に快勝。この日はヤフオクドームの屋根を開放して試合を行うルーフオープンデー。2回1死、5番の長谷川が左翼へソロ本塁打を放って先制。「屋根が開いて、普段と違った雰囲気を味わっていただけたと思う。皆さんの声援がひと押ししてくれて、ホームランになったと思うので、明日も声援をお願いします」と、ヒーローインタビューでファンに感謝した。3回に4得点を奪い、7回途中2失点の和田の後を森、スアレス、サファテと頼れる中継ぎ陣が締めてしっかりと勝利を手にした。

 22得点を挙げて圧勝した24日の試合。どんなチームでもシーズンを振り返れば、2桁得点といった試合はあるだろうが、そこで気を緩めずに翌日もきっちり勝つ。まさにそれが今の福岡ソフトバンクの強さだろう。

「昨日大勝したので、今日はしっかりと戦わないといけなかった」と長谷川。選手会長がその思いを結果で示し、ナインを引っ張った。

 投げては先発の和田がリーグトップタイの6勝目。6勝は既に同僚の武田、バンデンハークが記録しており、3人とも6勝1敗。先発の柱3人で貯金を15も生み出す驚異の成績を残している。44試合での6勝は、143試合で置き換えれば19.5勝ペースと、こちらの数字もどこまで伸ばせるか注目だ。

 26日もルーフオープンデーとして開催される。「屋根が開いても選手に届く応援を、よろしくお願いします!」とは、長谷川とともにお立ち台に上がった猛打賞の本多。手がつけられない強さで、首位を爆走する。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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