打撃開眼、SB今宮の「テニス打法」とは? 最近4戦で打率5割超&2度の決勝打

球界NO1遊撃手へ―26日の試合前につかんだ感覚とは

 実りの時が、ついに訪れたのかもしれない。ソフトバンクの今宮健太が、ここにきて打撃の状態を上げてきている。

 5月26日のオリックス戦(ヤフオクドーム)。ルーフオープンデーとして、ドームの屋根を開けて行われた一戦で、オリックスのエース金子千尋を返り討ちにした。2回に右前打を放つと、4回には左翼ホームランテラス席へ3号ソロ。6回2死二塁からは、右中間を破る決勝の適時三塁打を放った。サイクル安打を期待された第4打席は敬遠気味の四球で歩かされたが、今季初の猛打賞となる3打数3安打2打点の活躍だった。

 同27日のロッテ戦(QVC)でも、均衡が続いていた7回2死二塁で、中前への適時打。ここまで無失点と好投していた涌井から先制点をもぎ取る値千金の一打となり、決勝点となった。翌28日には6回に4号ソロを放つなど、2安打4打点。29日も4打数2安打1打点で、5試合連続安打、4戦連続打点としている。

 きっかけは3安打した26日の試合前。アーリーワーク中に、ヒントをつかんだ。テニスのように、左脚を軸としてバットを振る感覚。元々、体が前に突っ込み気味になる癖があったが、左脚を軸にすることでしっかりと壁ができ、理想的なポイントでボールを捉えられるようになったという。

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