メッツ剛腕の一発退場劇に議論沸騰 元選手92%が反対、「球審の過剰反応」

メッツ右腕シンダーガードが、因縁のあるアットリーへの危険球で退場

 ドジャース前田健太投手が4勝目を挙げた28日(日本時間29日)メッツ戦で、相手先発シンダーガードが退場処分になったことは記憶に新しい。昨年のプレーオフでドジャース二塁手アットリーが、当時メッツの遊撃手だったテハダを危険なスライディングで負傷させたことをきっかけに、両軍の間に遺恨が生まれた。

 今回、シンダーガードが退場処分となった理由も、打席に立ったアットリーに対し、ストライクゾーンから大きく外れた背中の後ろに時速99マイル(約159キロ)の速球を投げたことだった。猛烈に抗議したメッツのコリンズ監督も退場処分になったこの一件の是非について、アメリカではまだ熱い議論が繰り返されている。現在、FOXスポーツで解説を務める元ソフトバンクのCJ・二コースキーも、FOXスポーツ公式サイトで持論を展開している。

 二コースキーがコラム内で指摘するとおり、この退場騒動については「大半の人々が、一発退場ではなく、まずは警告を与えるべきだったと考えている」。シンダーガードに退場を告げたのは球審を務めていたアダム・ハマリ審判だっが、試合後に審判団の責任者だったトム・ハリオン審判が声明を発表。ハマリ球審が背中を通したピッチングは意図的だと判断し、警告を与えるか、退場させるかの選択のうち後者を選んだ、と説明したという。

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