イチロー勝利呼び込む活躍 7度目マルチで31位タイ浮上&3000本に「37」

2戦ぶりスタメンでマルチ&決勝ホーム踏む、球団発表記録で歴代31位タイ浮上

 マーリンズのイチロー外野手が5月31日(日本時間6月1日)の本拠地パイレーツ戦で今季7度目のマルチヒットを放ち、3-1の勝利に貢献した。この日は2試合ぶりにスタメンとなり、「1番・ライト」で出場。4打数2安打1得点で打率.322となった。これで通算2963安打でメジャー歴代31位タイに浮上し、3000安打に残り「37」に。また、日米通算で4240安打とし、ピート・ローズのメジャー最多安打まで「15」となった。

 この日の第1打席は相手先発右腕コールの前にショートフライに倒れたが、同点の3回先頭の第2打席でセンター前へ痛烈な打球を運び、4試合ぶりのヒットをマーク。5回1死走者なしでは捕ゴロに倒れたものの、同じく同点の7回1死走者なしではライト前に弾き返し、今季7度目のマルチ安打をマークした。その後、リアルミュートの内野安打で二塁に進むと、イエリッチの右前打で先制のホームを踏んだ。マーリンズはこの回計3点を奪った。

 イチローはここ3試合で快音を残せていなかったが、これでメジャー通算安打を2963本とした。MLB公式サイト等のランキングではすでに1899年からレッズなどで活躍したサム・クロフォードを抜いて単独31位となっていたが、球団発表では、スポーツデータ等を扱う米シンクタンク「エリアス・スポーツ・ビュロー」社のデータとしてクロフォードは2963安打とされており、この日で31位タイに浮上したことになる。

 マーリンズは守護神ラモスが9回に無死満塁のピンチを迎えたが、何とか踏ん張りリードを死守。エース右腕フェルナンデスが7回3安打6奪三振無失点で8勝目(2敗)を挙げている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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