イチロー、23打数1安打の後のマルチ 地元メディア「魔法が戻ってきた」

今季7度目のマルチ安打で通算2963安打、「今夜、イチローは最高のバッティング」

 マーリンズのイチロー外野手が5月31日(日本時間6月1日)の本拠地パイレーツ戦に「1番・ライト」で2試合ぶりにスタメン出場し、今季7度目のマルチヒットでメジャー通算2963安打とした。前日まで23打数1安打2四球だったが、5月23日(同24日)レイズ戦(5打数4安打)以来のマルチ安打の活躍となり、地元テレビ局は「魔法が戻ってきた」と絶賛。試合は3-1でマーリンズが勝利した。

 0-0で迎えた7回1死走者なしの場面で、背番号51が打席に立った。リーグ屈指の右腕の3球目、94マイル(約151キロ)の真ん中高めの直球をライト前に弾き返した。

 地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は「イチローがライトに運んだ。これはヒットです。イチローの魔法が戻ってきたようですね。24打数1安打という不調を(第2打席に)センター前へのライナーのヒットで止めましたが、このヒットを見てください!」とまくし立てた。

 イチローは5月21日(同22日)のナショナルズ戦から23日(同24日)のレイズ戦までの3試合で13打数10安打という固め打ちを見せた。だが、24日(同25日)のレイズ戦以降、いい当たりの打球がありながらも23打数1安打2四球。第1打席でも遊飛に倒れ、24打数1安打となっていたが、3回に先頭で15打席ぶりのヒットとなる中前打を放っていた。

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