青木2安打&李3点弾で球団史上最大10点差大逆転 マ軍は4連戦で圧巻47得点

7回に9得点で大逆転、青木は1イニング2安打、両軍合わせて29点は球場記録

 マリナーズ青木宣親外野手と李大浩内野手のアジアンコンビがマルチ安打の活躍で、チームを16-13での勝利へ導いた。2日(日本時間3日)の敵地パドレス戦。マリナーズは10点ビハインドからの大逆転勝利を収めた。球団公式サイトによると、10点差を返したのは球団史上最多得点差での逆転劇となった。さらに、両軍合わせて29得点は試合が行われたペトコパークの球場記録となった。

「1番中堅」で先発した青木は、6打数2安打で今季11度目のマルチ安打を記録した。この日の2安打は両方とも7回に生まれた。7-12と5点ビハインドで迎えた7回1死走者なしの場面で、パドレス3番手のブッチャーと対戦。追い込まれてから5球目を強振すると、三塁線へ転がった弱い打球を処理に走った投手が投げきれず。ラッキーな内野安打で出塁した後、2死満塁から後続シーガーの適時打で生還した。

 ここからマリナーズ打線が大爆発。5連打で13-12と逆転に成功し、なおも2死一、二塁のチャンスで再び打席に立った青木は、遊撃手のグラブを弾く痛烈な打球をセンター前に運んで1点を追加した。この回、マリナーズは2死からの7連打で9点を挙げて、まさかの逆転劇が誕生した。

 先発から外れた李大浩は、6回1死二、三塁の場面で一塁リンドの代打として登場。代わり端の2番手ハンドから左翼2階席に飛び込む8号特大3ランを放った。さらに、7回にも2死一、三塁からライト前適時打を放って、猛攻の一端を担った。

 この日までア・リーグ最多の本塁打数(78本)を誇るマリナーズは、得点数もリーグ2位の262点を記録。今回パドレスと行われたホーム&アウェイの4連戦では合計47得点を挙げ、強力打線を印象づけた。青木&李のアジアンコンビも欠かせないピースとなっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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