元ベイ助っ人ブラッグス氏来日インタ前編「イチローの代理人をやれば…」

ベイスターズで活躍の元助っ人が20年ぶり来日、「子供が日本文化にはまっている」

 球団名が横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズに変わった1993年。ベイスターズの初代4番打者を務めたのがグレン・ブラッグス氏(53)だった。在籍4年で通算404試合に出場。打率.300、91本塁打、260打点と活躍し、1996年、ベイスターズ退団とともに引退した。

 そのブラッグス氏がこのたび、20年ぶりに来日し、ロッテとの交流戦3試合の前に本拠地のファンに姿を見せた。試合当日のイベントではかつてのロッテ投手と一球対決、腕相撲、ボディービル大会を実施。スタジアムを沸かせた。6日に帰国の途に就いたブラッグス氏にインタビュー。日本での思い出や、愛するベイスターズのことなど語ってくれた。

――日本に来るのはいつ以来?

「引退してから一度も来てないから、20年ぶりだよ。20年前に日本に来たときは、環境に慣れるまで時間がかかるかなって思ったけど、優しい人、助けてくれる人が多くて、良い思い出ばかりだった。今回もまだその雰囲気がそのままだなって思って心地よい。日本は好きだね」

――当時、コミュニケーションの難しさは感じた?

「もう一度、現役時代に戻って、日本で野球をやるなら、4年間ちゃんと日本語を勉強をしたいと思っている。野球をする上では、どこの国でも違いはないから試合が始まれば、問題なかった。それ以外でも通訳がいたから不自由することはなかったけどね」

――それでも日本語をきちんと学びたいというのは?

「僕、子供が4人いるんだけど、そのうちの3人は日本の文化にはまって、日本語を勉強しているんだよ。実際に日本にいたことがあるのは一番上の子だけなんだけど、その子も2歳までしかいなかったから記憶にはないはずなのに、日本語を勉強している。今回も一番上の子と一緒に来日したかったんだけど、学校があるから来られなかったんだ。次女はいつか日本に住みたいと思っているくらい日本文化にはまっているみたいなんだよね」

RECOMMEND