元ベイ助っ人ブラッグス氏来日インタ前編「イチローの代理人をやれば…」

帰国後は「俳優やモデル、不動産業やパーソナルトレーナーもやった」

――来日イベントでは元ロッテの前田幸長氏との一球対決。20年ぶりの横浜スタジアムの打席はどうだった?

「久しぶりに打席に立って、ファンの声援も聞こえて、熱が伝わってきた。とても気持ちよかった。自分も当時のような(試合に入るときの)表情を作って対決したよ」

――ファンも盛り上がっていた。日本の応援はメジャーリーグと違って賑やかですよね。

「そうだね。僕は日本の応援が好きだよ。アメリカでいうと大学のフットボールやバスケットボールではマーチングバンドなどの音楽があって、賑やかな雰囲気があるけど、その方がファンが盛り上がっているのがわかる。一番好きだったのは、タイムリーなどを打った後に守備に就いたときにファンの声援がきこえて、帽子をとって挨拶する儀式。あれは、ファンと選手をつなげるいいパフォーマンスだと思うよ」

――20年ぶりにブラッグス氏を見に来たファンもたくさんいた。

「20年間ずっと会いたいと思っていたし、そんなみなさんの前に顔を見せることができてすごくうれしい。横浜のファンはベストファンだと今でも思っている。たとえ、成績が悪くても応援してくれる。No.1のファンですよ」

――日本で4年プレーし、引退した後、これまでどんなことをしてきたんですか?

「いろんなことをしてきたね。俳優やモデル、不動産業やパーソナルトレーナーもやった。個人的なバッティングコーチは今でもやっているよ」

――ボディービル対決をするほどのその体。53歳にはとても見えませんが、どのように維持しているのですか?

「トレーニングだよ。食事もとても大事、ダイエットのために、実は4年間ヴィーガン(完全菜食主義)だったんだよ。体調と相談しながら、今はもうお肉も食べているけどね。オーガニックのものを選んで食べるようにしている。食べるものはとても大事。トレーニングをたくさんして、正しい食事をしないのと、正しい食事をしてトレーニングをしないのと、どっちがいいかって言ったら、後者だ思う。もし、一生懸命トレーニングをしていても、正しい食事をしていなかったら、体を破壊するだけ。いいものを食べていれば自分の体はナチュラルになっていくからね」

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