元ベイ助っ人ブラッグス氏インタ後編、乱闘の与田氏と「一杯飲みに行きたい」

ブラッグス氏が感じる日米の違いは?

――今の日本の野球では乱闘はほとんどないけど。

「え?俺にカムバックしろってこと?(笑)もともと日本の野球はそんなに喧嘩をするようなことはないんだよね。乱闘はアメリカの野球からきたものだと思うんだけど。でも…、僕も中日だけなんだけどね(苦笑)」

――今の選手に思うことはある?

「日本の野球を見る機会があまりなくて、スポーツニュースでハイライトシーンくらいしかみていなんだけど、日本でもアメリカでも世代がかわると野球のプレースタイルもかわると思うし、それはしょうがないと思う。それを否定するつもりはないよ。僕は僕のやり方でやっていたし、今現役の人たちは今のやり方でやっているし、そうするべきだと思うしね」

――ブラッグスさんが感じるメジャーと日本の違いとは?

「日本とアメリカの違いは日本の選手の方が試合を楽しんでいるように思えるんだよね。やりたいことをやっているような気がする。アメリカでは、たとえば打った後にパフォーマンスをすることもしなければ、打ったあとに打球をじっとみていることも許されない。パフォーマンスが少ないんだ。そんなことをしたら、次の打席で球をぶつけられるし。僕は日本のやり方に賛成で、例えば三振とったピッチャーがガッツポーズするのはいいのにも関わらずバッターがホームランを打った時に派手なパフォーマンスをしてはいけないって言われているから、フェアじゃないって思うんだよね。

 確か少し前に、バティスタが、3ランホームランを打った時に、走らずにずっと打球をみてバットを投げてっていうのが議論を呼んだんだけど、僕はそれは問題ないことだと思う。去年のプレーオフでバティスタがレンジャーズ相手にそういうことをして、年が明けても2回対戦して、2回目の最後の打席で球をぶつけたんだけど(仕返し死球)それも議論を呼んだんだよね。僕はその打った後のパフォーマンスはありだと思うんだけどね」(※編集部注・ブルージェイズとレンジャーズは昨年のプレーオフ地区シリーズで対戦。2勝2敗で迎えた第5戦で、同点で迎えた7回にブルージェイズのバティスタが決勝3ランを放ち、豪快にバットを放り投げた場面が大きな話題となった。先月の同カードでは死球を受けたバティスタが走塁時に二塁オドールに激しいタックルを浴びせ大乱闘に発展)

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