岩隈久志、不運5敗目も完全復調 「必要としていた投球そのもの」と指揮官

12者連続凡退&わずか19球で6死、復調を印象づける快投

 5日(日本時間6日)に敵地でのレンジャーズ戦に先発し、5敗目を喫したマリナーズ岩隈久志投手。だが、サービス監督は「今季最高の登板だった」と投球内容を絶賛している。球団公式サイトが伝えている。

 岩隈が失点したのは2点リードで迎えた5回。先頭オドルにバント安打を許した後、1死一塁となったところから味方の拙守が続発した。遊撃サルディナスが平凡な打球を取り損ねると、1点を返された直後に左翼ロメロが犠牲フライの打球処理ミスと左翼前ヒットの捕球ミスを連発。さらに2点を返され、瞬く間に逆転されてしまった。

 だが、不運の5回を除けば、この日の岩隈は低めへの制球が冴え、スライダーとスプリットでコーナーを突きながら、打者に的を絞らせない本来のスタイルを取り戻した。4月は5試合に先発して0勝3敗、防御率4.65と大きく出遅れたが、5月は6試合に投げて4勝1敗。3試合で7回以上を投げ、さらに最近3試合は連勝と、調子を上げてきていた。

 8回に先頭ウィルソンを四球で歩かせて降板し、7回を4安打7奪三振1四球3失点(自責1)という成績だったが、1回に先頭プロファーにセンター前ヒットを許した後は12者連続凡退の快投。3失点した後も動揺することなく、6回を13球、7回を6球で3者凡退に斬り、完全復調を印象づけた。

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