岩隈久志、不運5敗目も完全復調 「必要としていた投球そのもの」と指揮官

味方ミスを「起こりうること」と擁護の岩隈、「みんな勝とうと思ってる」

 球団公式サイトによると、試合後の記者会見でサービス監督は岩隈の投球を絶賛したという。

「クマの仕事がいかに素晴らしかったかは語り尽くせない。チームが必要としていた投球そのもので、好調のチームを相手に、今季最高の投球をしてくれた。素晴らしい仕事をした。積極的にストライクゾーンを攻められたし、予習も十分だったね。全打者に対するプランができあがっていた。チームが本当に必要とする時に非常にプロフェッショナルな投球を披露してくれた」

 同時に5回の拙守が敗因だったことにも触れている。

「(岩隈の好投は今後が)楽しみだね。彼の努力は素晴らしい。残念ながら、今日の試合は我々が相手に白星を献上したようなものと、私は思う。間違いなく、あの回(5回)に平凡なプレーをミスした」

 ただ、試合後に地元メディアの質問に応じた岩隈は「みんな試合に勝とうと思ってプレーしている。ああいったこと(ミス)は起こりうること。あの後、みんなで無失点に抑えたし、勝つチャンスも残されていたけど、最後は一歩及ばなかっただけ」と通訳を介して話し、味方の拙守をかばったと伝えている。

 次回登板予定は10日(日本時間11日)に本拠地で行われるレンジャーズ戦の予定。地区首位ライバルとの3連戦初戦だけに、勝利を飾ってチームを勢いづけたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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