マー君、“初体験”に苦笑「キャリアで初めてだと思う」

メジャー先発投手最多8試合で勝敗つかず

 6日(日本時間7日)に本拠地で行われたエンゼルス戦で7回2失点と力投したヤンキース田中将大投手。チームは5-2で勝利したが、田中は7回に味方打線がマキャンとカストロのソロ2連発で同点に追いついた直後に降板したため勝敗はつかなかった。

 この日を終えて今季田中の成績は3勝1敗、防御率2.76。勝敗数の少なさに、一見すると4月か5月の月間成績かと勘違いしてしまうが、実は先発した12試合のうち8試合で勝敗がついていないのだ。勝敗がついていない8試合のうち、田中は6試合を2失点以下に抑えているが、打線の援護に恵まれない試合が続いた。

 試合後に米メディアから打線の援護について質問を受けた田中は「そこばかりは自分でコントロールできる部分ではない。だから僕は1点でも少なく失点を抑えていくことが大事なんだと思って投げています」と通訳を介して模範解答。だが、すぐさま苦笑いを浮かべると「でも、ここまでキャリアで、12試合投げて8試合(勝敗が)ついていないのは初めてだと思う」と、思わぬ“初体験”告白をした。

 球団によると、8試合で勝敗がついていないのは、今季メジャー先発投手ではレイズのオドリッチの7試合を抜いて最多だという。ここから1つ1つ勝利数を延ばし、勝ち負けつかずの「8」を越えていきたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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