イチローが名手であり続ける理由 現地メディアが唸る「一歩目の正しさ」

6日のメッツ戦でもスーパーキャッチ、ジョーダンのような美しい姿!?

 マーリンズのイチロー外野手が、メジャー16年目となった今季も守備でスーパープレーを続けている。

 2日(日本時間3日)の本拠地パイレーツ戦では、2回2死満塁のピンチで右中間に飛んだライナーにスライディングキャッチを決めると、4回にはフェンスぎりぎりの大飛球をジャンプして掴みとった。本拠地の大喝采を浴びた2つの美技は、ESPNで「イチロー・スズキはヒットでは物足りずホームランまでも盗んでしまった」と紹介された。

 そして、わずか3日後の5日(同6日)の本拠地メッツ戦でも、華麗な守備を披露。5回に先頭打者コンフォルトの右翼へのライナーを背走し、鮮やかなジャンピングキャッチを決めた。パイレーツ戦の2つのスーパーキャッチに続く美技について、今度は地元テレビ局の解説者が「一歩目が常に正しい」と語り、打球に対する読み、反応、そして動き出しの良さを称賛。メジャーで10度のゴールドグラブ賞受賞を誇る42歳の名手に衰えは見られず、1-0での勝利に大きく貢献した。

 メッツ戦での美技は、バスケットボール界の“レジェンド”、マイケル・ジョーダンのように両手、両足を伸ばしきった美しい姿でのスーパーキャッチだった。イチローだからそれほど難易度の高いプレーに見えなかったが、他の外野手なら捕球できていたか分からない。

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