4戦連続QSの田中将大、気持ちで粘投 地元紙「キレはなくとも堅実な内容」

勝敗つかずも7回2失点、登板後は胸を指差し「一番大事なのはここ」

 6日(日本時間7日)に行われた本拠地でのエンゼルス戦で、序盤に2失点しながらも4回以降を無失点に抑え、7回2失点でチームに勝機を与えたヤンキース田中将大投手。試合後、通訳を介して「今日は調子がよくなかった。本当に一番大事なのはここ(胸を指して)だと思う」と、この日は“気持ち”の勝負だったことを明かした。地元紙「ジャーナル・ニュース」電子版が伝えている。

 序盤に2失点した田中は、6回と7回にも走者を背負う場面を迎えた。要所で集中力を高め、いずれの回も内野ゴロに打ち取ることに成功。点差を広げることなく、味方打線の奮起を待った。それに応えるかのように、7回にマッキャンとカストロが2連発で一気に同点に追いつくと、8回にはベルトランの14号3ランで勝ち越し。田中に白星こそつかなかったが、粘投でチームの逆転勝利(5-2)を演出した。

 ベストな状態ではなかったものの、7回を6安打2失点で投げきり、自身4戦連続クオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責点3以下)と力投した右腕を、「ジャーナル・ニュース」は「キレはなくとも堅実な内容」の見出しで高評価。この日はスライダーがいまいちだったと語る捕手マキャンに賛成するかのように、田中自身も通訳を介して「今日はブルペンから調子はよくなかった。スコアの通り、序盤に失点してしまったので、何とかそれ以上失点しないように、粘り強く投げられるようにした」と話したという。

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