DeNA今永5勝目、阪神5連敗でストップ、ヤクルト山田20号…11日のプロ野球

SB内川5打点&柳田3打点、中日平田決勝2ラン、楽天オコエ猛打賞、ロッテ・スタン42日ぶり白星

 プロ野球は11日、各地でセ・パ交流戦6試合が行われた。ソフトバンクは巨人に快勝した。1点を追う4回に柳田の押し出し四球で追いつくと、続く内川が勝ち越しの満塁弾で一気に試合をひっくり返した。柳田は4回にも2点打を放ち3打点、内川は7回にソロ本塁打を放ち5打点と2人で全8打点を挙げた。先発の千賀は6回途中9安打3失点も無傷の5勝目。巨人は阿部が先制打、ギャレットに1軍復帰後初の本塁打となる2ランも飛び出したが、3連敗となった。

 DeNAはオリックスに快勝した。初回に筒香が先制打を放つと、宮崎の3ラン、戸柱のヒットに相手のエラーが絡む得点もあり、一挙5点を奪って流れを掴んだ。8回にはエリアン、戸柱の連続タイムリーでダメ押し。先発・今永は6回無失点の好投で自身5連勝とし、白星先行となった。オリックスは先発の近藤一が1回5失点でKOと大誤算だった。

 中日は先発の大野が9回5安打2失点の完投で3勝目を挙げた。3回に先制点を奪われ、1点リードとなった5回にはメヒアヘの押し出し四球で同点とされたが、要所を締めた。打線は同点の8回に平田が値千金の決勝2ランを放った。西武は、6回から登板し好投していた小石が3イニング目につかまった。

 楽天は広島に逆転勝ち。1点を追う8回、広島の2番手ヘーゲンズから後藤が同点タイムリー。さらに、続く聖澤が勝ち越し打を放った。先発の釜田は8回途中1失点と好投。2番手・金刃に白星がついた。オコエはプロ初の猛打賞をマークした。広島は初回に1点を先制するも、その後は打線がチャンスを生かせず。ドラ1岡田は7回無失点と好投したが打線の援護に恵まれず、ヘーゲンズが崩れてプロ7戦目でも初勝利はならなかった。

 阪神は日本ハムに勝ち、連敗を「5」で止めた。先発のメッセンジャーが7回132球で8奪三振、4安打無失点の力投で6勝目。9回は藤川ではなくドリスが締め、来日初セーブを挙げた。打線は3回に大和の2点二塁打で先制すると、6回には俊介の押し出し四球で加点した。日本ハムは打線が沈黙した。

 ロッテはヤクルトに逆転勝ち。1点を追う5回に高濱が満塁の好機で走者一掃の3点二塁打を放ち、試合をひっくり返すと、1点差に迫られた7回には角中の適時二塁打で引き離した。先発スタンリッジは7回途中2失点の好投で42日ぶり白星。ヤクルトは山田が4回に先制の20号ソロを放つも、先発・山中が踏ん張れず、白星に繋げられなかった。

【交流戦】
◇ソフトバンク 8-3 巨人(ヤフオクドーム)
勝 千賀(5勝0敗)
敗 今村(2勝3敗)
S 岩嵜(1勝0敗1セーブ)
HR【ソ】内川10、11号【巨】ギャレット8号

◇オリックス 0-7 DeNA(京セラドーム)
勝 今永(5勝4敗)
敗 近藤一(2勝2敗)
HR【D】宮崎4号

◇西武 2-4 中日(西武プリンス)
勝 大野(3勝2敗)
敗 小石(0勝1敗1セーブ)
HR【中】平田8号

◇楽天 2-1 広島(Koboスタ宮城)
勝 金刃(1勝0敗)
敗 ヘーゲンズ(2勝1敗)
S 松井裕(0勝3敗12セーブ)

◇日本ハム 0-3 阪神(札幌ドーム)
勝 メッセンジャー(6勝4敗)
敗 吉川(4勝4敗)
S ドリス(1勝2敗1セーブ)

◇ロッテ 4-2 ヤクルト(QVCマリン)
勝 スタンリッジ(3勝5敗)
敗 山中(2勝5敗)
S 西野(3勝4敗14セーブ)
HR【ヤ】山田20号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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