野球好き“アラフォー”の懐古心揺さぶった、楽天の「ファミスタナイター」

それぞれが憧れたスラッガーで挑むホームラン競争

 スタジアム外に設けられた“ファミスタナイター”の関連ブースは3つ。1つはシリーズ最新作『プロ野球ファミスタリターンズ』の体験コーナー。その右隣ではファミスタと楽天イーグルスのコラボTシャツなどの物販が行われている。左隣には3つのテレビモニタが設置され、ファミスタ(91年度版)のミニゲームに商品を懸けて挑戦できるコーナー“ファミスタin koboスタ ホームラン競争!”が設けられていた。それに加え、場内に設置された“わくわくホームランチャレンジ”という名称のバッティングセンターで使われている投手・則本昂大の映像をドット絵に変更する演出も。これは映像よりもタイミングがとりにくかった。

 一番盛況だったのは“ファミスタin kobo”だ。モニタ前に並ぶ人、群がり挑戦を見守る人、この「物静かなひとだかりとピコピコ音」というのがすでに懐かしい。昔よく玩具店などでよく見かけた光景だ。

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懐かしい画面【写真:秋山健一郎】

 ファミスタのホームラン競争には自分の好きなバッターを選んで挑戦できるのだが、その選び方も見ていて面白かった。ドラサンズ(中日がモデル)の「おみあい(落合)」、ガイアンツ(巨人)の「はり(原)」、ライオネルズ(西武)の「ですとれ(デストラーデ)」などを選ぶ人が目立つ。また「きよすく(清原)」を選ぶ人が多いのも胸に迫るものがあった。ただ、ノスタルジーとは無縁の小学生が、ゲームNo.1のパワーヒッター「カンセイ(ホセ・カンセコ)」を使ってドライに商品獲得を狙うのを見て現実に引き戻された。

 なお、9回の挑戦で9本の本塁打が出ればサイン入りグッズがプレゼントされる予定だったそうだが、最高は6本止まりだったとのこと。

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